旅のお供にApple Arcadeとは少し無理があるが、電車の旅なら有り、、、かもしれない。
JR九州から発売されている九州アプリくじきっぷ(第3弾)で「全九州3日間乗り放題」が当たったので、早速使ってみた。かなり使い勝手がよく、いままで行けなかった九州各地を周遊できたので、使用感などお伝えしたいと思う。
1.九州アプリくじきっぷとは

JR九州アプリ限定で発売されているきっぷで、特徴は以下の通り。
・料金は1回1人当たり、土・日曜日が使えない平日限定で5000円、全日利用で6000円
・きっぷを買って、くじを引くと行先が確定する。大当たりはJR九州線3日間乗り放題
・JR九州線3日間乗り放題を除き、博多または福岡市内からの出発で、料金は行先までの往復分
・第3弾の利用可能日は、2025年7月1日~9月30日(一部利用できない期間あり)
行先ごとの当選確率はこちらの表のとおりで、大当たりが当選確率3%の「JR九州線3日間乗り放題」となっている。また、「福岡市内→鹿児島中央・仙厳園まで」「福岡市内→宮崎まで」の当選確率が5%と当選しにくくなっている。

JR九州線3日間乗り放題きっぷ
こちらのきっぷ1枚で3日間、新幹線、在来線のすべての改札を通れる「最強のきっぷ」


<JR九州線3日間乗り放題きっぷの特徴>
・JR九州線全線(日田彦山線BRT含む)に連続した3日間乗り放題
・博多~小倉の新幹線及び博多南線などJR九州線以外は使用できない
・指定席6回まで利用可。指定席は、きっぷを発券後、そのきっぷにより指定券券売機または駅窓口で予約(※1)。ネット予約には対応していないので注意
・指定席を予約せず乗車した新幹線または特急列車は自由席に限り乗車可
・D&S列車予約可 ※食事付プラン、グリーン席プランを除く
(※1)列車の予約方法

旅の準備
3日間乗り放題ということで、行先をどこにするか考えた。私は北九州市在住のため、普段あまり行く機会のない鹿児島、宮崎、長崎がまず思い浮かんだが、「JR九州チェックイン」(※2)の全駅(577駅)コンプリートに向け、私にとってほぼ未踏の地である鹿児島を重点的に巡り、そのあと長崎へ向かうことにした。
(※2)JR九州チェックイン
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2024/06/28/240628_appli_update_v3_zeneki_checkin.pdf
鹿児島中央までは博多から新幹線を使って2時間程度で行けるが、そこからは在来線での移動となり、本数も少ない。ある程度現地での滞在時間も取りたいので、JRにこだわらずバスや船を併用することとした。
方針が決まったので、乗換案内などのアプリを活用しつつ、乗りたい列車の行先と時刻を約1週間かけて調べた。
旅程が下記のように決まったので、きっぷの発券と指定席の予約をおこない、準備が整った。
1日目:小倉~鹿児島中央~枕崎~川内~都城(泊)
2日目:都城~志布志~垂水港~鴨池港~鹿児島中央~長崎(泊)
3日目:長崎~佐世保~長崎~諫早~小倉
ここからは、旅の様子をお伝えしたい。
1日目(小倉~鹿児島中央~枕崎~川内~都城)
小倉駅から博多行きのソニック202号(6:15発、7:13着)に乗り込み、旅のスタート。
小倉~博多間の新幹線はJR九州のエリア外ということで、特急での移動のため少し早い出発となったが、静かな車内で少しだけ寝ることができた。
博多から鹿児島中央行きのつばめ311号(7:24発、9:10着)にて鹿児島へ。


ここから枕崎には指宿枕崎線で行けるのだが、10:02発で12:56着。枕崎から13:27発で鹿児島中央に戻りたいのだが、これでは枕崎での滞在時間がほとんどなくなってしまう。
そこで、行きはバスで枕崎まで行って、JRで戻ってくることにした。観光案内所でバス停の場所を確認し、9:50発の枕崎行きの鹿児島交通のバスに乗り込み、枕崎には11:50に到着。
昼食は駅近くの魚処なにわでぶえん鰹丼定食を食べた。「ぶえん」とは、枕崎の方言で「塩をしていない」という意味で、新鮮な鰹を指す言葉とのこと。
臭みが少なく肉厚な鰹と生卵が乗った丼に、とろろ芋と九州南部の甘口醤油をかけてほおばると幸せな気分になって、一気に完食した。


そのあと、駅前のスーパーで地元食材や土産を物色しつつ、枕崎駅から13:27発の指宿行き(15:00着)に乗車。


指宿までの車窓からは、開聞岳の眺めがとにかく素晴らしかった。
車内ではApple ArcadeのWHAT THE GOLF?をダウンロードしプレイ。かなりゴルフを冒涜している感はあるが、気軽に遊べてすぐに止められる点は悪くない。


指宿では砂風呂に入りたかったが、次回の楽しみに取っておくことにして、今回はD&S列車、指宿の玉手箱6号(15:07発、16:00鹿児島中央着)に乗車した。
天気に恵まれ、錦江湾(鹿児島湾)や桜島の眺めを楽しんだ。名物の「いぶたまサンド」が売り切れでなかったら言うことなし、だった。



さて、鹿児島中央に戻ってきた。1日目は都城で宿泊するが、時間に余裕があるので、鹿児島本線16:34発で川内(17:30着)に向かう。川内駅では1階の「駅市 薩摩川内」の品ぞろえが充実していて、ここで土産を購入。


川内から18:00発の新幹線さくら409号【自由席】で鹿児島中央(18:12着)へ。続いて18:27発のきりしま16号【自由席】で都城(19:53着)へ。
写真を撮るのを忘れてしまったが、仙厳園~竜ヶ水の海沿いから見る桜島がとても美しかった。
都城では「おでんジャングル」のおまかせ盛りとビールで1日の締めくくり。だしの染みた肉とシャキシャキのキャベツが特に印象に残るおいしさだった。

2日目(都城~志布志~垂水港~鴨池港~鹿児島中央~長崎)
2日目は都城駅から出発し、まずは志布志を目指す。昨夜降った雨のためか少し涼しい。7:11発のきりしま2号【自由席】で南宮崎(8:05着)へ。


南宮崎では、志布志行きの出発(9:15)まで1時間程度待つことになるので、駅付近で朝食を食べたかったが、残念ながら見つからず。
冷房の効いた待合室でAppleArcadeの「WHAT THE CAR?」などゲームをしつつ過ごした。
プラットホームに行くとD&S列車「海幸山幸」が点検中だった。内装だけでなく外装にも飫肥杉が使われており、コンセプトは、「木のおもちゃ箱のようなリゾート列車」とのこと。今回はスケジュールの都合上見送ったが、いつか乗車したいと思った。



南宮崎から9:15発、日南線快速、日南マリーン号で志布志(11:39着)へ向かう。昨日降った雨のため海は濁っているが、油津~大堂津間で七つ岩を見ることができた。


列車は日南海岸から離れ、志布志湾沿いを走り、志布志に到着。
ここから鹿児島中央に戻るが、来た時と同じルートではなく、12:20発のバスで垂水港(14:12着)に向かう。
バスの発車時刻まで時間があまりないので、志布志港付近まで駆け足で行って写真だけ撮って、駅前のスーパーで328円の海鮮丼と140円のさつま揚げを買って食べ、バスに乗り込んだ。



バスは鹿屋市経由で、鹿屋体育大を過ぎたあたりで鹿児島湾に沿って走る。天気は持ち直し、また美しい眺めが広がった。そして垂水港に到着。


垂水港から、14:50発のフェリーで鴨池港(15:30着)に向かう。桜島の眺めが素晴らしかった。

鴨池港に到着後、15:40発のバスで鹿児島中央駅(16:02着)へ。
駅ビルで買い物や食事、休憩などして、長崎に向けて18:05発のさくら406号でまずは鳥栖(19:27着)まで。みどり55号(19:44発)で武雄温泉(20:26着)まで乗り継ぎ、かもめ55号(20:31発)で長崎に21:01に到着。
長崎駅を訪れるのは8年ぶりだが、全く様変わりしていた。


