ゲームのサブスクリプションサービス、Apple Arcadeのラインナップに明らかな変化が現れたのが2021年4月2日である。FANTASIANのリリースは予想されてはいたが、そのほか31のゲームが突然リリースされた。⇒Apple Arcadeタイトル一覧(No.151-200,201-250)
これを機に、Apple Arcadeは、腰を据えて遊べるゲームから気軽に遊べるゲームまでかなり楽しめる遊び場になったと思っている。今では、なかなかエンディングまで到達できないゲームや、遊んでみたいけどインストールすらしていないゲームが溜まっている。
4月2日以降のラインナップについて振り返りつつ、Apple Arcadeの変化について考えてみた。
オリジナリティ路線を踏襲しつつ、安定感をプラス
4月2日以前のApple Arcadeは、いわゆるメジャータイトルというものがなく、良く言えばオリジナリティがあり、悪く言えば地味で魅力に欠けるゲームが多かった。また、インディーゲームという括りで扱われることもあった。
そんな中でも「忍び足のサスクワッチ」、「深世海」や「バター・ロワイヤル」など面白いゲームはあるものの、10タイトルのうち続けて遊びたいと思えるのが1、2タイトルくらいで、安定感に欠けると思っていた。
それでも、App Storeなどでゲームを購入することを考えると年間6,000円(月額600円だが、12か月分を一括で支払うと割引が適用される)で好きなだけゲームを遊べるのは悪くないと思い、1年以上加入を続けてきた。
そこで4月2日を迎えたわけだが、「Arcade オリジナルズ」「App Storeグレイツ」「クラシックコレクション」などの「コレクション」が新たに作られていた。
それぞれのコレクションの特徴を簡単に説明すると、
「Arcadeオリジナルズ」はゲーム自体のオリジナリティが高いだけでなく、人気シリーズの作品を扱ったものが多く、魅力的なキャラクターによりゲームに感情移入しやすくなった。
「App Storeグレイツ」は、App Storeでゲーム人気を博したゲームで、今となっては少しシステムが古いものもあるが、やはり面白いと思わせてくれるゲームが多い。
「クラシックコレクション」はチェスやソリティアなど、まさに世代を超えて愛され続けるゲーム
といった感じで、全体として安定感や魅力が増したと思う。
なお、目玉タイトルのFANTASIANはこれらのコレクションには入っていないが、個人的には「Arcadeオリジナルズ」のなかでもトップクラスの面白さだと思う。
やりこみ要素がアップ
真偽のほどは分からないが、ゲームプレイ時間に応じて開発者に報酬が支払われるらしい。そういうこともあり、やりこみ要素の多いゲームが増えたような気もする。
具体的には、FANTASIANのように追加コンテンツやレベルやスキルを引き継いで再プレイできる「強くてニューゲーム」機能がバージョンアップで追加されるものや、悪魔城ドラキュラ -Grimoire of Soulsのようにログインボーナスとして毎日アイテムがもらえるものや、World of Demons – 百鬼魔道やアスファルト8のように、イベント、クエストがかなり沢山あるものなど、長く続けられる仕掛けがなされている。
4月2日~10月1日でのラインナップのなかでは特にこれらのゲームにやりこみ要素が多いと思う。
・World of Demons – 百鬼魔道
・The Oregon Trail
・Star Trek:Legends
・FANTASIAN
・Monster Hunter Stories+
・アスファルト8:Airborne+
・悪魔城ドラキュラ – Grimoire of Souls
・LEGO® Star Wars™ Battles
Apple Arcadeの今後
2021年4月2日以降、Apple Arcadeの魅力は確実に増していると思っているが、ならば今後は有料会員がどんどん増えていくかというと、会員数が明らかでないためあくまで憶測にすぎないが、簡単ではないように思う。面白そうなゲームを無料会員登録してプレイし、クリアしたらサービス解約、というケースも多いのではないかと思う。
まずは、サブスクリプションサービスである以上、ユーザーに、ラインナップにあるゲームから常にいくつかのゲームを続けて遊びたいと思ってもらえる環境づくりがApple Arcadeには求められると思っている。
楽観的に見れば、その環境は整備されつつあるので、引き続きApple Arcadeを応援していきたい。




